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理由やメリットを実際の声から徹底調査!

介護職の夜勤はきつい?
理由やメリットを実際の声から徹底調査!

「介護職は夜勤があってきつい」と聞いたことはありませんか?夜勤は体力的に負担になる可能性が高い一方、手当がつくことが多く効率的に稼ぐことも可能です。
ここでは、介護職がきついと言われる理由やメリットデメリットについて、実際の声を元に解説します。

目次

介護職における夜勤とは?

介護職における夜勤とは

介護職における夜勤は、施設内で利用者のケアを夜間に行うシフトのことを指します。主に有料老人ホームや特別養護老人ホーム、グループホームなどの介護施設で行われます。
夜勤の主な役割は、夜間の見守りやトイレ介助、緊急時の対応、体位交換など、利用者の安全と快適な生活をサポートすることです。

夜勤は、通常夕方から翌朝までのシフトで勤務が行われ、交代制が採用されています。シフトは16時間程度に及ぶことが多く、施設によっては仮眠時間が設けられる場合もありますが、その状況に応じて異なります。
また、昼夜が逆転するため、体力的にも精神的にも大きな負担がかかりやすく、利用者の状態が急変することもあるため、迅速かつ的確な判断力が求められます。

介護職の夜勤の実態は?

当サイトでは、実際に介護職の夜勤を経験したことのある111人に対して調査を実施。
実態から見えてくる夜勤がきつい理由や夜勤に入るメリットなどを見ていきましょう。

約9割の経験者が夜勤を「つらい」と感じたことがある

介護の夜勤についてのアンケート⓵

夜勤経験者の88.3%の人が「夜勤がつらいと感じたことがある」と回答しました。イメージ通り、実際に経験した人もつらいと感じている人が多いということが分かります。

介護の夜勤についてのアンケート⓶

夜勤がつらいと思う理由では、「生活リズムが崩れる」「精神的ストレス」といった体調に直接関わるようなものや「1人で対応しなければならない」「仕事量が多く忙しい」といった仕事に対するつらさが伺えました。
その他にも「眠気(40代女性)」「なかなか寝てくれず、都度対応するのが大変(30代男性)といった声も。
夜勤における介護職員の最も大きな負担は生活リズムの乱れや仕事量の多さであり、それに伴う精神的・身体的な負担がストレスを引き起こしていることがわかります。

きつい夜勤のメリットは「給料アップが図れる」

介護の夜勤についてのアンケート⓷

一方で、夜勤にもメリットがあります。
1番多かった声は、「給料がアップすること」。日本医療労働組合連合会の調査によると、2交代夜勤の正社員の夜勤手当平均額は6,335円です。 最高12,900円から最低1,500円と施設によって開きはありますが、通常4,000円~8,000円の夜勤手当が支給されます。
一般的に給料が低いと言われる介護職で、給料アップが図れるのは嬉しいことでしょう。
夜に働く分昼間に自由な時間を持つことができるため、上手く生活リズムをつかむことができれば平日の昼間に外出や用事を済ませることも可能です。
また、なかには「1人夜勤で何もない時は気楽に仕事できたり休める(30代男性)」「自分のペースで仕事ができる(40代女性)」と、夜勤ならではの良さを感じている人もいます。

約半数が今後も夜勤シフトのある求人を探す

介護の夜勤についてのアンケート⓸

ここまで夜勤の良い面と悪い面を見てきました。
これらの内容を踏まえて、経験者の約半数の人が「今後も夜勤シフトのある求人を探す」と答えています。
給料アップや自分のペースで働けるなどのメリットもあるため、きつさを乗り越えられる人にとっては、介護職の夜勤は良い働き方と言えるでしょう。
夜勤に入り給料アップをしたいのか、または生活リズムを整えて働きたいのか、自分の理想の働き方をイメージしながら転職・求職することが重要です。

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代表的な介護の夜勤がきついと感じる5つの理由

ここでは改めて、夜勤がきついと感じる理由をまとめます。

少人数での業務による負担

夜勤の時間帯は、通常の日勤に比べて職員の数が少なくなるため、一人で複数の業務をこなす必要があります。日中であれば、チームで分担して行うような業務も、夜勤では一人で対応しなければならないことが多く、これが大きな負担となります。
特に、急変が発生した際には、他のスタッフに頼ることが難しく、全てを自分で判断し対応する責任が生じます。このような状況が、夜勤をきついと感じさせる主な要因の一つです。

生活リズムの崩れ

介護職における夜勤は、日勤と夜勤が交互に入るシフト制が一般的です。このため、生活リズムが安定せず、体内時計が乱れやすくなります
昼夜逆転の生活を強いられることで、睡眠の質が低下し、日中の眠気や疲労感が常に伴うことになります。こうした体調の変化に対応することは簡単ではなく、結果として、身体的な健康だけでなく、精神的な健康にも悪影響を及ぼすことが多いです。

精神的なプレッシャー

夜勤では、緊急時の対応を一人で任されるケースが少なくありません。入居者の体調急変やトラブルが発生した際、すぐに他のスタッフと連携できないため、迅速かつ的確な判断が求められます。
このような状況が続くと、常に緊張感を持って業務にあたらなければならず、精神的なプレッシャーが蓄積していきます。
また、対応が難しいケースでは、自分の判断が正しかったのかと悩むことも多く、その結果、心身ともに疲弊しやすくなります。

疲れが溜まりやすい

夜勤中は、身体を動かす機会が多く、肉体的な疲労が蓄積しやすい傾向にあります。入居者のケアや夜間の巡回など、動き続ける業務が多い上に、日中とは違って身体が休息を求めている時間帯に働くため、通常以上に体力が消耗します。
また、疲労回復のための休息時間が不十分であれば、疲労が次の勤務日まで持ち越されることも少なくありません。このような状態が続くと、慢性的な疲労に悩まされるようになり、日常生活にも支障が出ることがあります。

孤独感やストレスを感じやすい

夜勤の時間帯は、他のスタッフや入居者と接する機会が限られるため、孤独感を感じやすくなります。特に、一人で業務をこなさなければならない状況では、他者と共有する時間が少なく、相談やコミュニケーションが難しい場面も多いです。
この孤独感がストレスを増幅させ、精神的な負担をさらに大きくする要因となります。また、夜間の静寂な環境が孤独感を一層際立たせ、精神的に辛く感じることがあるため、夜勤のストレスは大きな問題となります。

夜勤のつらさを軽減するための対策法

職場の選び方

夜勤のつらさを軽減するためには、職場選びが非常に重要です。夜勤の頻度が少ない施設や、夜勤時にも複数のスタッフが配置されている職場を選ぶことで、業務負担を減らし、精神的なプレッシャーを軽減できます。
また、夜勤専従のスタッフを採用している施設であれば、夜勤を定期的に行うことがなく、生活リズムを整えやすくなります。さらに、福利厚生やサポート体制が充実している職場では、夜勤によるストレスを軽減するための仕組みが整っていることも多いため、働く環境を見直すことも有効な対策の一つです。

生活リズムを整える工夫

夜勤と日勤が混在するシフト制の中で、生活リズムを整えることは難しいですが、シフト前後の過ごし方を工夫することで、体調管理がしやすくなります。
たとえば、夜勤明けにはすぐに寝るのではなく、少し活動してから就寝することで、次のシフトまでの時間を有効に活用し、リズムを崩さないようにすることができます。
また、夜勤前日にはできるだけ早めに仮眠をとり、夜勤中の眠気を軽減するのも一つの方法です。定期的な運動やバランスの取れた食事も、生活リズムの維持に役立ちます。

気分転換やリラックスする時間を設ける

夜勤によるストレスを軽減するためには、意識的にリラックスする時間を設けることが重要です。趣味や軽い運動、音楽を聴くなど、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけて、日々のストレスを発散させましょう。また、深呼吸や瞑想といったリラクゼーションテクニックも、精神的な緊張を和らげる効果があります。
さらに、信頼できる同僚や友人と悩みを共有することで、孤独感やプレッシャーを軽減することができます。定期的にストレスを解消することで、夜勤による精神的な負担を軽減し、健康的な働き方を維持することが可能です。

夜勤のメリットとやりがい

夜勤による手当を貰える

夜勤には、通常の給与に加えて手当が支給されるため、収入を増やす大きなチャンスがあります。夜勤手当は、勤務時間や施設の規定によって異なりますが、日勤に比べて割高な手当が設定されていることが多いため、月々の収入アップに直結します。
特に、一定の期間で集中的に夜勤をこなすことで、生活にゆとりを持たせるための資金を得られる場合もあります。このように、夜勤手当を有効に活用することで、家計の助けとなるだけでなく、長期的な目標に向けた貯蓄を増やすことが可能です。

自己成長とスキル向上が見込める

夜勤では、限られた人数で業務を遂行しなければならないため、臨機応変な対応力や介護技術が自然と鍛えられます。日中よりも人手が少ない状況で多岐にわたる業務を一人でこなす経験は、自己成長の機会となり、介護職としてのスキルを大きく向上させます。
また、緊急時の対応やトラブルシューティングが求められる場面が多いため、判断力や問題解決能力が磨かれるでしょう。このような経験は、キャリアの中で重要な資産となり、今後の職業生活においても大きな武器となります。

自分のペースで働ける

夜勤では、一人での業務が多く、日中のように他の職員と頻繁に連携を取る必要がないため、自分のペースで仕事ができるのも大きなメリットです。自分のリズムで業務を進められることで、ストレスを軽減し、集中力を保ちながら効率的に働くことが可能です。
また、静かな環境で業務に取り組めるため、細かいケアや書類整理などに集中する時間を持てることも利点です。マイペースで仕事を進められることで、自己管理のスキルも自然と向上し、仕事に対する満足度も高まるでしょう。

まとめ

ここまで、介護職の夜勤のきつさについて調査をしてきました。
実際に経験した人の声を見てみると、ただつらいだけではなく良い面も存在し、向いている人と向いていない人がいると言えるでしょう。
夜勤に入りたくない場合はデイサービスやデイケア、夜勤に入りたい場合は特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホームなど、理想の働き方によって検討する介護施設は変わってきます。
自分で調べたり考えたりすることが大変だと感じる方は、介護専門の転職エージェントに相談するのがおすすめ。
このサイトでは、給料をアップしたい方におすすめの転職エージェントをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

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引用元:未来ケアワーカー公式HP
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※2023年12月時点調べ